Urban Guitar SAYONARA

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mote. – Dust Particle EP

01/27/2012

 mote. - Dust Particle EP

 - Tracklist -
 01. Dust Particle
 02. Widachi
 03. Life is Large



 - 02. Widachi


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 Release Page :
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 Release Date : 2012.01.22
 Label : Not On Label [on bandcamp

 Keywords : Ambient, Electronica, IDM.


 Related Links :
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 オーストラリアのミュージシャン、Darren Smith。彼の新しいプロジェクト、mote.の作品が、bandcamp, Ektoplazmを通じてフリーでリリースされています。これまではReality Pixieの名前で、PsychedelicなTrance musicを作ってきたということですが、はたしてこのプロジェクトはいかに。

 ということで聴いてみると、これが耽美性のあるAmbient/Electronica/IDMになっていて、すぐに引き込まれました。Bass musicのような低音のうねりも感じさせつつ、鍵盤やストリングスも織り交ぜた硬質なサウンド。それは冷たくも美しい。わりと長尺なトラックが多くて(どのトラックも6分はある)、その中で展開が豊かな部分も特徴かと思う。

 M-1′Dust Particle’。ダビーなベース、冷たく響く電子音、ゴーストの悲鳴のようなストレンジなエフェクト、エレガントなストリングス、これらが作り出すのは、寂れた洋館が秘めているような、背徳感。気品と後ろめたさ。M-2においては、ストリングスの妖艶さにさらに磨きがかかる。さらに、ホーンのような音色が作り出すシアトリカルな空気や、ブヨブヨしたベースの生み出すダークなイメージもあいまって、このトラックはGothやIndustrialにも通じるような気がする(ちょうどPIGことRaymond Wattsのサウンドを思い出したりした)。

 M-3においては、冒頭部分で、包容力のあるAmbient空間が広がっていて、タイトルどおりと言っていいだろうか、懐の広さを感じさせる。広大な森林のような深遠さ。クールにBreakするリズムは非常にマシーナリーなのだけれど、その後ろで入り乱れ、跳ね回る電子音たちが思わせるのは、生物たち、生命たちの営み。遠くの空を飛ぶ鳥の姿であったり、木々の間から漏れる太陽の光であったり、苔むした木の表面を這う昆虫、ハ虫類たち、あるいはキノコの類が放つ胞子だったりと、イメージはどんどんふくらんでいく―ラストはまた宇宙的な空間がゆっくり流れ、リスナーはゆっくりとそこに吸い込まれていく。今作のハイライト。

 ということで、新しくはないかもしれませんが、やはり私は大好きなサウンドなので、これからも精力的に活動してくださるとうれしいです! ちなみにダウンロードすると1トラックだけボーナストラックがついてきます。お楽しみに。今作で久々にIDMらしいサウンドを聴いた気がします。


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 Artwork by Lewis Smart
 Mastering by Felix Greenlees

(CC) by – nc – sa 3.0


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 source is Ektoplazm. thanks.




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Stroomlyn – Toekomstdroom EP

01/27/2012

 Stroomlyn - Toekomstdroom EP

 - Tracklist -
 01. Toekomstdroom
 02. Mooie Dag
 03. Zonlicht Zonlicht
 04. Veranderd



 - 01. Toekomstdroom  


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 Release Page :
  ≫ [ bandcamp ] / [ SoundCloud ] / [ mediafire ] Download Free!

 Release Date : 2012.01.17
 Label : Not On Label [on bandcamp

 Keywords : ChillWave, Electronic, Hip-Hop, Synthesizer.


 Related Links :
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  ≫ Vitisve / Aart de Graaf


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 若干17歳のオランダの若きミュージシャン、StroomlynことAart de Graafの作品がフリーでリリースされています。元々はVitisveという名義や、本名のAart de Graafという名前で音楽を作っていたようです(おそらくは14歳くらいから。そのときのサウンドは今でも上記リンク先で聴くことができます)。そして2011年終盤から、このStroomlynという名前で音楽を作り始め、これがデビュー作となるようです。

 Hip-Hopフレイバーのミニマルなリズムと、ChillWaveからの影響を隠さないビッグなシンセサイザー。特徴的なのはシンセサイザーにあるトランシーな響きかと思います―いわゆるTrance musicにある、輝かしい、荘厳なシンセサイザーを思わせる部分がしばしばある。そういったところも関係あるのかもしれませんが、ChillWaveにつきものの、メロウな空気はあまり感じない。むしろ祝祭感覚が強くあって、M-1などはとてもポジティヴな力が流れているように思う(加えていえば、このトラックの冒頭部分は、何かの始まりを予感させるようで、とてもスリリングだ)。M-2にしても、エディット感の強いトラックで、ともすれば抽象的になってしまいそうだけれど、ファンファーレのごとく入ってくるシンセサイザーが、グルーヴに花をそえている。カラフルなかがやき。

 インタールード的なM-3を挟んでラストのトラックは、ヴォーカルを活かしたひときわPopな作りになっている。幾重にも重なるヴォーカルのラインが生み出す叙情性は、ここにきてようやくChillWaveらしさを出してくるけれど、ここでもやはり例のシンセが大胆に入り込んできて、鮮やかに景色を塗りかえていく。彼のプロフィールを読めば、なるほど影響源のひとつとして、”the early 00’s trance music, eurodance”と書かれている。そういった要素と、また別の影響源である”modern electronic music like glitch-hop and chillwave”がきれいに結びついて生まれたのが、このサウンドなのだと、聴いてみると、素直に納得できる。時流にのりつつも、ユニークなサウンドだと思います。いずれにしても、まだまだ若い(悪い意味ではないです)! これから先にも大いに期待。



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Light Leak – Toskana EP

01/20/2012

 Light Leak - Toskana EP

 - Tracklist -
 01. Toskana
 02. Toskana (Milkbleeder Remix)
 03. Toskana (Daniel Drüsendieb Remix)
 04. An den Grachten





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 Release Page Download Free!

 Release Date : 2012.01.15
 Label : Not On Label [on bandcamp

 Keywords : ChillWave, Deep, Electronic, House, Remix.


 Related Links :
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 ドイツのミュージシャン、Light LeakことHenrik Stelterの新しい作品が、bandcampを通じてフリーでリリースされています。2011年に学校(高校かな?)を卒業したようですが、最後のクラス旅行で訪れたイタリアはトスカーナでのフィーリングがつづられている作品だそうです。4トラック収録で内2つはタイトルトラックのリミックス。リミックスも非常に聴きどころ。

 以前にブログで2010年の作品”Thoughts Of Mirth”をとりあげて以来、2011年の”Graduation EP”は未チェックのまま、いきなり今作を聴いたわけですが、だいぶ印象が変わりましたね。ミニマルなタッチは変わりませんが、音に包容力が出たというか、奥行きが出た気がします。タイトルトラックに関しては、Deep House/Ambient Houseともいえそうなアトモスフィリックな空間が魅力的です。規則正しいリズムと、延々と反復される電子音のフレーズが、次第に意識を現実から遠ざけていきます。気持ちいい。彼の音楽にはちょっと牧歌的なところがあって、TechnoやHouseのタッチを強く感じつつも、どこかIDMにもつながる部分があって、そこがユニークに思います。

 つづくM-2はリミックスなわけですが、これはよいですね。断続的なシンセのフレーズとドリーミィなヴォーカルを加え、リズムもアップテンポなChillWaveに生まれ変わっています。ミニマルな電子音が遠くで聴こえるくらいで、オリジナルの要素はごく一部しか残していないように感じるんですが、そこからここまで広げるとは、すばらしいリミックスです。次のM-3はオリジナルのノスタルジックなフィーリングを保ちつつも、タッチをもっと硬質にしたような、サイバーなイメージのリミックスになっています。伸縮するシンセにはやはりChillWaveなテイストを感じたりもしますが、ロボティックなヴォイスの挿入などから、どこかディスコチックなイメージもあり。

 ラストは再びオリジナルのトラックで、サンセットビーチなChillWave。これはアムステルダムに友人といったときのことを曲にしているそうです。’An den Grachten’は訳すと’運河’。自転車で運河にそって走ったことがもっとも印象深いできごとだったそうですが、前半のさわやかな空気はなるほどサイクリングに似合わなくもない。後半のやや沈み込むような調子は何を表しているんだろう。

 ということで、4トラックだからといって侮るなかれ。聴き応えのある作品です。興味を持った方は、これまでの作品も上記のbandcamp上でフリーで提供されているので、是非お楽しみください。



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Crozet – Alterations EP

01/20/2012

 Crozet – Alterations EP

 - Tracklist -
 01. Missing You (John Waite Cover)
 02. Damage (Yo La Tengo Cover)
 03. Do I Sad (Geneva Jacuzzi Cover)
 04. Caregiver (Memoryhouse Cover)
 05. Shine On (Teen Daze Cover)



 - 03. Do I Sad (Geneva Jacuzzi Cover)


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 Release Page :
  ≫ [ main ] / [ SoundCloud ] / [ Download ZIP ] Download Free!

 Release Date : 2011.12.27
 Label : synthemesc-recordings

 Keywords : ChillWave, Cover, Electronic, Synth-Pop, Vocal.


 Related Links :
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 アメリカはフィラデルフィアのデュオ、Crozet(John Helmuth/Sean Lee)の作品が、synthemesc-recordingsを通じてフリーでリリースされています。2011年からはじまったレーベルのようですが、Electronic musicの中でも、Synth主体のサウンドをレーベルのカラーにしているようです。こういった動きは、ここ数年のChillWaveといわれる音楽の広がりともリンクするのかもしれません。

 本作はトラックリストをみると分かるように、カヴァーソングを集めたものになっています。私が名前を知っているのは、Yo La TengoとMemoryhouseくらいなのが悲しいところですが。そんな私のように、原曲ってどんなかしら?と思う人のために、頑張りました。トラック名の横にあるアーティスト名から、原曲へのリンクを貼ってありますので、興味がある方はご覧ください。というか聴き比べた方が、楽しみがアップしますよね。

 原曲を聴いてみても、どれもすばらしい。共通しているのは80年代的ともいえる、ノスタルジックなフィーリングでしょう(実際John Waiteの’Missing You’は1984年のものだけれど)。オリジナルの’Do I Sad?’などは2010年の作品のようだけれど、このレトロフューチャーな感覚はすごいですね。前情報なしに聴いたら年代を言い当てる自信がない。MemoryhouseやTeen Dazeのトラックは、形は違えど、そこで鳴らされるドリームライクなサウンドには、通低するフィーリングがある-ChillWaveという言葉でまとめられそうな。

 そういったレトロフューチャーなトラックたちを、そのフィーリングを保ったまま、自分たちのカラーに塗りなおしたのが、このCrozetの”Alterations EP”というわけです。M-1の’Missig You’などを聴くと、実にエモーショナルで伸びやかなヴォーカルが披露されていて、歌に対してもまったく抵抗がないようです。続くM-2ですが、この流れの中ではYo La Tengoの存在だけ異色な気がしてしまいますが、聴くとまったくそんなことはない。原曲のAmbientで不安定な空間に、Electronicなリズムや味つけを加えることで、ハッキリとした輪郭を描き、作品全体の中に溶け込ませている。

 M-3を聴いていると、どうしてもJ-Popなフィーリングを感じてしまう。Electronicな歌謡曲とでもいうような感覚は、Post-Pop/Post-J-Popと言ってもいいのかもしれない。煌びやかなシンセサウンドとダンサブルなリズム、違和感のないメロディライン。アタック力が半端ない。今作のハイライトだ。M-4は原曲のピアノをシンセに置きかえて、余白に色を塗ったようなイメージになっている。Electronicなタッチが強くなった分、原曲よりもウタモノに接近した気がします(余談ですが、上にリンクした’Caregiver’のミュージック・ビデオはオフィシャルではないと思うんですが、本当に素敵。一見の価値があります)。ラストのM-5は、わりと原曲に近い形でカヴァーされている。ドライヴするシンセと重なるヴォーカルラインが、意識をどこか一点に向けて収斂させていく、from here to anywhereな感覚は、ラストに相応しい。

 ということで、今作、彼らの魅力を知らしめるには十分な、第一作目だったわけですが、このあとに発表しているオリジナル作品”We’ll Be Gone By Then”がまたすばらしい! とりあえずストリームで聴けますので、上記のbandcampかSoundCloudへ飛ぶべし! 気に入ったら購入も可能なようです!


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 source is egyptianmaraccas. thanks.



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Birkwin Jersey – Old Hands EP [AF0013]

01/17/2012

 Birkwin Jersey - Old Hands EP [AF0013]

 - Tracklist -
 01. Heliotrope
 02. Orinoco
 03. Oxy
 04. Sunrised (With J Biscuits)
 05. Satellites (With Ian Keteku)
 06. Fables
 07. …And We All Waved Goodbye To The Moon



 - 06. Fables


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 Download Page Download Free!
 (and Stream on bandcamp! / you can buy it.)

 Release Date : 2012.01.13
 Label : Absent Fever

 Keywords : Acoustic, Ambient, ChillWave, Electronica, Glitch.


 Related Links :
  ≫ Birkwin Jersey on Facebook / on SoundCloud


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 イギリスのミュージシャン、Birkwin Jersey(Graeme Coop)。彼の新しい作品が、Absent Feverよりリリースされています。以前にも同レーベルから”Time Doesn’t Exist, Clocks Do“を、また少し前にもHousewarming Recordsから”Echoes for Ducks“を、それぞれフリーでリリースしています。なかなか精力的な活動。

 この作品をきっかけに、遅ればせながら彼の過去の作品を追いかけてみたわけですが、現時点ではこの作品がもっとも完成度が高いように感じます。もちろんそれは私個人の見解で、人によって異なるのでしょうが、ではなぜに私にとってベストなのか。おそらくはAmbient的な包容力が強く感じられる点がもっとも大きい。ディレイやリバーヴといったエフェクト、彼自身の声によって作られる空間的広がりがとても豊かで、リラクッスできる。次に挙げるなら、全編を貫く、Warmyな音作り。単に空間的広がりによるものだけではなく、積極的に使われているアコースティックなギターのジェントルな響き、やわらかい質感がまた、その温もりで私を心地よくしてくれるという点も大きい。

 さらに挙げるなら、アコースティックなサウンドを用いていながら、エディット感のあるGlitchyな音作りがまた、私の耳を飽きさせない。”Electroacoustic”という言葉が、作品全体の形容としてはふさわしいかもしれない。今風な要素をいえば、幻想感のある、輪郭のぼやけたリズムだったりヴォーカルが、ChillWave的といえる。またM-5~M-6ではゲストを迎え、Hip-Hopに接近したスタイルが披露されていて、今作の中では色が異なっている(けれど全体から浮き上がるほどではない)。M-1などにある白濁した景色は、Shoegazeとも無縁ではない。

 たとえば以前の”Time Doesn’t Exist, Clocks Do”は、ループ感やサウンドコラージュの感覚が強く、またリズムに勢いのあるものが多い。ジャズやソウルなどの要素も持ち込まれていて、音楽的要素が豊富にある。それが原因なのか、抽象に流れている印象がある。今作でもラストの’…And We All Waved Goodbye To The Moon’などにその気配はあるけれど、全体通して一本筋が通っている感覚が、非常に好ましい。Acousticな音色と、Electronicな質感の混合が生み出すノスタルジア。Warmyなのに、見えてくる景色はなぜか冷たい。孤独な心にやさしく寄りそう、密やかなエモーション(言っている意味が我ながらよく分からないが、そんなイメージです)。


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Birkwin Jersey- Orinoco from Left Arm Single on Vimeo.




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Fair Lion – Carry On EP [GAL062]

01/17/2012

 Fair Lion - Carry On EP [GAL062]

 - Tracklist -
 01. War
 02. Carry On
 03. Sahara Sun



 - 03. Sahara Sun


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 Release Date : 2012.01.15
 Label : Galactique Recordings

 Keywords : Electronic, Ethnic, Psychedelic, Trip-Hop.


 Related Links :
  ≫ Far Lion on Facebook / on SoundCloud


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 ニューヨークはブルックリンのミュージシャン、Fair LionことVictoria Treskoの作品が、Galactique recordingsよりリリースされています。プロフィール写真をみると二人組で写っているときもあるんですが、少なくとも現段階ではソロのようです。

 上の画像をみると、前衛的な、アーティスティックなサウンドが予想されるかもしれませんが、実際はElectronic Popといってもよさそうなもので、決して難解な音楽ではありません。自身では”World Wave”という形容をしているようですが、これはWorld musicとNew Waveの混合ということでしょうか。なるほど確かに、M-3′Sahara Sun’では、スカスカした、パーカシッヴなリズム、シタールを意識したようなシンセ、彼女の伸びやかな歌声がWorld musicの要素を感じさせる。後半になるとミニマルなギターフレーズ、遠くでたゆたうコーラスが幾重にも重なり、トランシーでPsychedelicな調子も出てくる。もっと持続時間が長ければ、抜群の効果を発揮したのではあるまいか。5分弱とはちょっと短かったかもしれない。

 しかしそんな調子のトラックばかりではなくて、冒頭のM-1は聴くと、鍵盤の響きと彼女のエレガントな歌声、ミドルテンポのリズムから、すぐに”Trip-Hop”という言葉を連想するだろう。けれど過剰な重さや暗さからは解放されているし、レトロフューチャーなシンセ音を隠し味的に使うようなスタイルから、よくあるTrip-Hopのステレオタイプには決して落ち着いていない。また、M-2を聴いても思うのだけれど、簡素なリズムとミニマルなギターフレーズ、そして芯の強い女性ヴォーカルから生まれる無機質な質感からは、New Wave/Post-Punkの匂いを感じる。その辺りから、もしかしたら根っこの部分には前衛性だったり、実験的な精神を持っているのかもしれない。それをWorld musicの要素を借りて発揮したのが、’Sahara Sun’というトラック、なのかもしれない。

 もっと多くの作品を聴いてみたい、気になるミュージシャンのひとりです。SoundCloudでは今作未収録のトラックもダウンロード可能になっているので、是非聴いてみましょう。またレーベル自体も、これまではHip-HopよりのGritchyなElectronic musicのリリースが多かったようですが、今作のような毛色が違うリリースが出てきたところをみると、これからはより広い範囲の音楽をカバーしていくのかもしれません。期待してます。



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KIDS – EP [KTRL001]

01/17/2012

 KIDS - EP [KTRL001]

 - Tracklist -
 01. My Sincerest Apologies
 02. Exhale
 03. This Is The Heartland
 04. Yours
 05. Two Hearts Forever



 - 03. This Is The Heartland


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 Release Page Download Free!
 (※レーベルページからはZIPファイルへリンクが貼られていますが、正常に機能していないように思われます。
   上記ページからトラックを個々にダウンロードする形を推奨します)

 Release Date : 2012.01 (OFFICIAL RELEASE 2012.02.29!)
 Label : Kontroll Recordings (Published by SONY/ATV Music Publishing

 Keywords : Electronic, Pop, Synthesizer.

 Related Links :
  ≫ KIDS on Facebook

  ≫ Pets on MySpace


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 スウェーデンのレーベル、Kontroll Recordingsより。Jonas LinngårdとMaria Petterssonのデュオである、KIDSの作品がフリーでリリースされています。JonasはIndie PopバンドのPetsのメンバーであるJonasと同一人物の様子。KIDSに関しては、メンバー構成以外は、ほとんど情報がありません。

 M-1など聴くと、スウェディッシュ・ポップのイメージを裏切らない、風通しのよろしいキュートなトラックになっています。主にシンセとドラムだけで作られた隙間の多いサウンドに、言葉を置いていくような歌い方、サビで鮮やかに広がる視界。弾けたギターフレーズもあいまって、非常に陽性のイメージ。休日の公園のようだ。対照的にM-2はダークなイメージがある。Mariaの歌声はちょっとしゃがれたような感じでクセがあるのだけれど、それとNew-Wave/Post-Punk的な冷たいシンセサウンドが重なることで、クールでダンサブルなElectronic Popになっている。そのあたりから、決して軽やかなPop musicを奏でるだけのユニットではないことが、うかがえる。

 ハイライトはM-3の’THIS IS THE HEARTLAND’だろう。作品中でもっとも叙情的であるように思う。メロディにしても歌唱にしても、非常に感情的だ。きらびやかなシンセの中を流れる力強く感傷的なメロディは、耳を引き、胸を打つ。続く’YOURS’も、(歌詞の内容は分からないながら)内省的な調子と、スローダウンした曲調は、ある意味ではエモーショナル。窓際から眺める庭の雨、とでもいったようなメランコリックなイメージが浮き上がってくる。ラストはBleepyなシンセフレーズが特徴的なのだけれど、それと対決するように歌われるメロディ、歌声にはどこかハッピーな輝きがある。Electronicな作りなのに血の通ったパワーを感じるのは、やはりその歌声にある力のおかげだろうか。

 輝きだけではなく、メランコリックな悲しみや暗さも素直にあらわれているElectronic Pop。その翳りのある部分からはGarbageなんかを思い出したのは私だけでしょうか。継続性のあるプロジェクトなのかは分かりませんが、できれば長く続いてほしいですね。


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Kids – My Sincerest Apologies from David HJ. Lindberg on Vimeo.



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 source is It’s a Trap! thanks.



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