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Archive for the ‘Telefuture’ Category

Vincenzo Salvia – Summer Love EP [TF16]

2013/08/27

 Vincenzo Salvia - Summer Love EP [TF16]

 - Tracklist -
 01. Welcome to the Village
 02. Summer Love (feat. Chrissy Valentine)
 03. Seven Days



 - 01. Welcome to the Village


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 Release Page :
  ≫ [ main ] / [ bandcamp ] Download Free! / pay what you wish.

 Release Date : 2013.08.20
 Label : Telefuture

 Keywords : Disco, Electronic, Melodic, Synthesizer, Vocal, 80s.


 Related Links :
  ≫ www.vincenzosalvia.com
  ≫ Vincenzo Salvia on Facebook / on SoundCloud / on Tumblr / on Twitter


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アメリカとカナダを基盤にするネットレーベル、Telefutureより。イタリア出身のプロデューサ、Vincenzo Salviaの作品が実質フリーでリリースされています。これまでのディスコグラフィは彼のサイトで確認することができますが、少なくない数の作品がリリースされていますし、ほとんどがFuture City Recordsからのものであることが分かります。

いずれのリリースにしても、80sなフレイバーのSynthesizerを生かした、非常にメロディの立った、聴きやすいサウンドを披露しています。Telefutureからのリリースというと、勝手にChipsoundのイメージを持っていましたが、少なくとも今作は違います。これまでの作品と今作の違いをあえて探すとすれば、この作品はDisco music(というかItalo Discoか)に傾倒している節がある。アタックの強いシンセとデケデケしたベースライン、ビッグな鳴りのリズムによって醸されるのは、ネオンカラーのイメージであり、それはさらに、夜の街がもつ享楽的なイメージにつながっていく。全編でいかんなく鳴り響くメロディは、ちょっぴりセンチメンタルで、このあたりが夏の解放感と表裏一体の、さびしさや空しさと、結びついているように思う。

Chrissy Valentineをヴォーカルに迎えたタイトルトラック‘Summer Love’は、日本の80年代アイドルソングのようにも聴こえなくもない。というよりは、日本が向こうの音楽を意識してたんだろうから、単純にこのトラックの触感は、世界的には80年代のディスコアイドルチックというべきなんだろう(たとえばSoniaとか引き合いに出すのはどうだろう。ギリギリ80年代か)。

細かいこというよりも、とにかく聴けば、このドがつく直球の分かりやすさにノックアウトされること請け合い。このメロディの力強さ、Popな佇まいは単純にスゴいと思います。しかもこのVincenzo Salviaは、80sに影響されたのとはまた違うサウンドスタイルでも音楽を作っていて、それらはbandcampで公開されているんだけど、ピアノやジャジーなリズム、Ambientなレイヤーを使った、サウンドトラック的な作品だったりして、そっちもすごく良いんです。せっかくなんで、下に1曲、貼りつけておきます。あとついでに80s方面からの1曲も。なんでこんなに作れるんだろうって、ちょっと不思議。才能ですね。



 - Cinematic dreams (from Cinematic dreams



 - Voyage (from Voyage E​.​P


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Artwork by: George Gold aka Nightcrawler




Rico Zerone – Rico Z [TF02]

2012/01/13

 Rico Zerone - Rico Z

 - Tracklist -
 01. Mirage
 02. Navigator
 03. Time And Desire
 04. Take It Off Already
 05. Hold The Line
 06. Tom Woxom – Mirage (Mod.RMX)
 07. Kiwaïda & Rico Z – Blue
 08. Future Fascination
 (※M-6, 7, 8は、Telefutureからのリリース時に、追加収録されました)





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 Release Page :
  ≫ [ bandcamp ] / Telefuture ] Download Free!

 Release Date : 2012.01.08 ≫ 2012.05.31
 Label : Not On Label [on bandcamp] ≫ Telefuture

 Keywords : Chiptune, Melodic.


 Related Links :
  ≫ Rico Zerone
  ≫ Rico Zerone on Last.fm / [ on SoundCloud / on bandcamp
     on 8bitcollective / on ChipMusic


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オーストリアのミュージシャン、Rico Zerone。彼の新しい作品がbandcampを通じてリリースされています。おそらくChipmusicを好むファンからは人気のあるアーティストかと思いますし、かくいう私もファンのひとりです。私が彼を知ったのは、以前こちらにも投稿したDisconinjazからのリリース、”Quick Freeze”でした。その特徴的な音の響きに、あっという間に魅了された記憶があります。作品数も決して少なくはなくて(近年はコンピレーションへの楽曲提供やコラボレーションが目立っていて、単独作は減ったイメージがありますが)、PauseUbiktuneKittenrockといった、優良メジャーネットレーベルからリリースがあります。今作は、単独作としては2011年頭の”Rico’s Extended Module Jam #2″に続く、久方ぶりのリリース。

いわゆるChiptuneであっても、そのスタイルはさまざまで、世の中にはいろいろなスタイルのものが存在しています。私が好んでいるのはMelodic, Popなものなのですが、そういうものは大抵がレトロなビデオゲームライクなサウンドで、そのままBGMとして機能しそうなものが多い。このRico Zeroneのサウンドも非常にメロディがハッキリしているのだけれど、フィーリングはビデオゲームのそれとは少し異なっている。リリースによってスタイルが異なる点も彼の特徴で、たとえば上に挙げた前作は、約12分のワン・トラックで、ディスコチックなサウンドから始まり、メロウな後半へ入り、そこからさらにサウンドが二転三転する。そこから感じられるように、彼のサウンドは、単純に気持ちのよいフレーズの反復で楽しませるだけではない。サウンドの展開、音色の変化などでも楽しませてくれる、そういった魅力があると思う。

あとひとつ、私が彼のサウンドで好ましく思っているのが、その音色。用いられている音色が、すごく私の琴線を刺激するのですね。前にも少し書いたことですが、その音色のイメージが”夜”なんですよ。暗いという意味ではなくて、都会の夜ような、冷たい華々しさ。幾何学的に、寂しくかがやくネオンのような色彩感。その歓楽的なイメージの裏にある感傷的な視線まで感じてしまう(特に今作のM-5とか。チルアウトでもある)。決して表面的には寂しい調子はないのだけれど、(愁いのある歌や、センチメンタルなピアノなどとはまた違った形で)孤独な夜を演出するサウンドに思えてくる。

彼の関わったリリースはすべて、上記のHomepageからたどれますので、これまで未チェックだった方は、これを機会に是非、コレクトすべし。ちなみに今作、ダウンロードすると、ボーナス・トラックでしょうか、M-6として、もう1曲ついてきます!

追記 : 2012年5月には、Teleftureより[TF02]としてリリースされました。


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(CC) by – nc – nd 3.0